貯蔵する場合には、子芋を外さないように、特に注意して取り扱いましょう。外れてしまうと、その傷口から傷み始めてしまうので、故障株が多くなってしまいます。そして排水の良い畑を選んで、図のように幅40〜50cm、深さ50〜60cmの貯蔵穴を掘り、掘り起こした根株を丁寧に集め、刈り口を下方に向けて積み重ねて詰め込みます。これを反対に上向きに詰めてしまうと、子芋が親株から離れやすく、傷口から腐敗することが多くなります。
貯蔵穴に全部詰め終わったら、その上に雨が直接染み込まないように、稲わら、麦わら(カヤが得られれば最良)などで覆い、5〜6cmの厚さに覆土しておきます。さらに厳寒期に入ったころに10〜15cmの覆土を追加して寒さから守るようにします。
なお関東南部以西の平たん地の温暖な所では、自家用の種芋の確保程度の貯蔵であれば、畑に置いたまま収穫せずに、あぜの上に大きく土を盛り上げたまま、あるいはその上に若干の防寒被覆を行う程度で、十分越冬させることができます。(16W×46L)
板木技術士事務所 板木利隆