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  ■春に先駆け長く楽しめる花菜■

 春、にぎやかに咲く菜の花よりひと足早く、12cmほどにそろえ大きく膨らんだつぼみを持つ花菜が店頭に並びます。アブラナ科の野菜の花蕾(からい)と若い茎、葉を共に食べる季節感あふれる野菜です。他府県ではナバナと呼んでいますが、京都府では、京の伝統野菜として花菜と呼んでいます。近年は、早生、中生、晩生と、晩秋から春先にかけて柔らかな食感を楽しめます。

 真冬にも収穫するので、日あたりの良い場所を選んでください。9月初めに種まきすると10月中旬ごろ花芽が分化し、11月下旬ごろから収穫の始めとなり、うまく管理すれば3月上旬ごろまで収穫できます。

 畑は早めに苦土石灰を全面にまき、元肥として良質の完熟堆肥と油かす、化成肥料を施してよく耕しておきます。

 種まきは図のように、128穴のセルトレイに、1穴あたり4〜5粒まきとし、育つにつれて間引き、1本仕立てとして、本葉4〜5枚の苗に育て、畑に植えるのが良法ですが、畑にまき溝を作り、じかまきして育てることもできます。いずれにしても、条間40〜50cm、株間30cmぐらいの粗植えにし、分枝を多く出させるよう心掛けます。

 追肥は草丈が20cmほどに伸びたころから収穫期にかけて、15〜20日ごとに3〜4回行い、次々と良い脇芽が伸び、大きな花蕾が収穫できるように配慮します。

 アブラナ科の野菜に共通して、生育中に11月ごろまでアブラムシやコナガなどの害虫の加害を受けるので、発生初期に薬剤散布して防ぎます。育苗中や生育前期の草丈の低い場合には、トンネル状にネットやべた掛け資材を被覆するのも良い方法です。

 収穫は、花蕾が大きく膨らみ、開花直前ぐらいになったころに行います。

 



 
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